会長挨拶
四国民具研究会は、四国に拠点をおき、地域民具の研究の進展と研究者相互の連絡をはかることを目的とした研究団体です。民具は、私たちの先人が日々の生活のなかで生み出し、使い続けてきた物です。だから、民具には遠い先人の生活情報がたくさん刻まれています。民具を介することによって自然環境・社会環境・経済環境・歴史、さらには庶民の精神性に至る広い世界へのアプローチが可能となります。
私たちは、このような民具からさまざまな情報を読み取り研究を進めていくことはもちろん、失われていく民具をいかに収集し、保管し、活用していくかという喫緊の課題についても議論と実践を進めています。四国民具研究会には、さまざまな専門分野、職種、立場の会員が集まっています。このサイトを訪問された皆さん、私たちといっしょに民具をキーワードにした研究に加わってみませんか。